レゴブロックは、裏返すと筒が並んでいます。この筒こそ、レゴを67年間ひとつのシステムに保ってきた仕掛けです。上の突起と下の筒が挟み合い、押すとはまり、引くと外れる。この加減をレゴ社は「クラッチパワー」と呼んでいます。
特許が出願されたのは1958年1月28日。公式サイトは時刻まで記録していて、午後1時58分。1958年の1時58分、というわけですね。この日から設計が変わっていないので、60年以上前のブロックが今日のものと合う——というのがレゴ社の説明です。
髪の毛1本ぶんの誤差
それを支えているのが、成形の精度です。レゴ社は公式に、髪の毛1本の幅にあたる0.005ミリの精度で成形していると書いています。ネット上では0.01ミリや0.002ミリといった数字も見かけますが、会社自身が言っているのはこの値です。不良は100万個あたり18個ほど、とも語られています。
面白いのは、この形がもう法律で守られていないことです。基本の特許は1978年に切れ、2010年にはEUの裁判所が「この形は機能のために必要な形だから商標にはできない」と判断しました。つまり、真似ること自体は自由。それでもレゴが強いのは、形ではなく精度と、セットの設計やミニフィギュアといった別の部分を守っているからです。
最後にひとつ。レゴ社は長いあいだ「2×4のブロック6個で1億通り」と説明していました。ところが2004年、コペンハーゲン大学の数学者が計算し直すと、正しくは9億1510万3765通り。古い数字は、塔のように積む場合しか数えていなかったんです。世界一精密な玩具メーカーが、自社の組み合わせ数だけは大きく取りこぼしていた、というわけですね。
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参考にした情報源: lego.com


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