2026-08

社会・ビジネス

「コンコルドの誤謬」を作った男は、ハチの巣を見てその言葉に裏切られた

コンコルドの誤謬の由来を一次資料で検証。初出は1976年のネイチャー論文で、1980年のジガバチ論文ではハチが誤謬を犯すように見えた。コンコルド自身の運航が黒字だった話まで。
暮らし・健康

「これは偽薬です」と言われて飲んでも効く。ただし言い方による

偽薬だと明かして渡すオープンラベル・プラセボの研究を一次資料で整理。片頭痛のラベル入れ替え実験、腰痛試験の懐疑的な参加者、2025年メタ分析が示した自己申告と客観指標の落差まで。
歴史・文化

ロゼッタストーンを解読したのは一人ではない。鍵を作った男と、錠を開けた男

ロゼッタストーンの解読はシャンポリオン一人の功績ではなく、トマス・ヤングがデモティック解読で基礎を築いた。両者の優先権争いと晩年の和解、現在の学術的評価を一次資料で解説。
科学

グリニッジの子午線でGPSは0を指さない。でも狂っているのは線でも時計でもない

グリニッジ天文台の本初子午線とGPSの0度は約102メートルずれている。原因は地殻変動ではなく重力による鉛直線偏差で、19世紀の観測自体は正確だったと2015年の論文が示した。
テクノロジー

キーボードのF・Jの突起は、法律で義務なのに発明者が分からない

キーボードのFとJの突起はなぜあるのか。米国では法令で義務化されている一方、発明者は特定できない。よく流通する2002年発明説は特許の中身が別物だった。
生き物・自然

クマムシが最強なのは、生き物をやめているあいだだけだった

クマムシの極限耐性は乾眠(tun)状態限定で、活動中の半数致死温度は37.1度。宇宙実験でも紫外線でほぼ全滅した。ただし放射線耐性だけは水を含んだ状態のほうが高い。
エンタメ・カルチャー

「ピアノは歌わない」——誕生日の歌を80年守った権利が崩れた一言

ハッピーバースデーの著作権訴訟を判決文原文から検証。有名な1922年の歌集は実は決め手ではなく、勝敗を分けたのは「ピアノは歌わない」という判示と80年前の沈黙だった。
ミステリー

音源が見つかったら、それはもう「ハム」ではない

一部の人にだけ聞こえる謎の低周波音「ハム」。1993年のタオス調査から2026年の最新研究まで、原因が特定されない理由と、音源が判明した事例を一次資料で解説。
社会・ビジネス

ダイソンの「5127台の試作」は、誰も数えたことがない

ダイソンの5127台の試作という逸話には第三者の裏付けがなく、期間も資料により4〜15年と割れる。ただし試作の数え方を知ると数字は現実的になる。日本のGフォースの経緯も解説。
科学

細胞は7年で入れ替わる?その数字に出典はなく、脳と瞳は一生ものだった

「細胞は7年で入れ替わる」という説に科学的出典はない。核実験由来の炭素14で測定した研究では、肝臓は3歳未満、骨は約10年、一方で脳のニューロンと水晶体は生涯入れ替わらない。