世界一有名なあの3本指は、5分で生まれた

テクノロジー

パソコンが固まったとき、思わず押す「Ctrl+Alt+Delete」。この世界一有名なキー操作、生みの親がたった5分ほどで書いたものだと知ったら、驚くでしょうか。

考えたのは、IBMの技術者デビッド・ブラッドリー。1981年、初代IBM PCの開発チームにいて、電源を入れた瞬間に動く土台のプログラムを担当していました。開発中はしょっちゅう再起動が要ります。でも当時は、電源を切ってすぐ入れ直すと機械を傷める恐れがあった。そこで彼は、電源を切らずにパソコンだけを再起動する裏技を仕込んだんです。それが、この3つのキーでした。

わざと、押しにくくした

なぜ3つ同時押しなのか。理由が粋なんです。1つや2つのキーだと、うっかり触れて再起動してしまう。だから「片手では押せない、離れた3つ」をわざと選んだ。両手を使わないと押せないから、事故で発動しない。これは開発者だけの内輪の道具で、一般の人に見せるつもりはなかったんですね。

それが表舞台に出たのは、マイクロソフトがWindowsのログイン操作に採用したから。皮肉なもので、ブラッドリー本人は2001年、隣にビル・ゲイツを座らせた記念の壇上で、こう言ってのけました。「私が発明したのかもしれないが、有名にしたのはビルのほうだ」。会場は沸いたそうです。ほんの5分の仕事が、世界中の指に刻まれた瞬間でした。


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参考にした情報源: en.wikipedia.org

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