科学史

歴史・文化

「中世の人は地球を平らだと思っていた」は、1828年の小説家の創作だった

中世ヨーロッパで地球平面説が信じられていたという通説を検証。サクロボスコの天球論は400年の必読書で第1章に球体の説明があり、コロンブスへの反対理由は形ではなく距離だった。
歴史・文化

ロゼッタストーンを解読したのは一人ではない。鍵を作った男と、錠を開けた男

ロゼッタストーンの解読はシャンポリオン一人の功績ではなく、トマス・ヤングがデモティック解読で基礎を築いた。両者の優先権争いと晩年の和解、現在の学術的評価を一次資料で解説。
科学

グリニッジの子午線でGPSは0を指さない。でも狂っているのは線でも時計でもない

グリニッジ天文台の本初子午線とGPSの0度は約102メートルずれている。原因は地殻変動ではなく重力による鉛直線偏差で、19世紀の観測自体は正確だったと2015年の論文が示した。
科学

細胞は7年で入れ替わる?その数字に出典はなく、脳と瞳は一生ものだった

「細胞は7年で入れ替わる」という説に科学的出典はない。核実験由来の炭素14で測定した研究では、肝臓は3歳未満、骨は約10年、一方で脳のニューロンと水晶体は生涯入れ替わらない。
雑学・不思議

舌の味覚地図は嘘?広めたとされる本に舌の絵は無かった

舌の味覚地図(甘味は舌先、苦味は奥)は嘘なのか。広めたとされる1942年の本には舌の図すら無く、同じページに反証データが載っていました。現在の科学的理解も解説。
生き物・自然

カモノハシの85年論争は、たった4語の電報で終わった

カモノハシは1799年の記載時に偽物と疑われ、卵生かどうかの論争は1884年のコールドウェルの4語の電報まで85年続いた。先住民は昔から卵生を知っていたが科学界は受け入れなかった。
雑学・不思議

うま味の発見者は誰?世界に認められるまで90年かかった

うま味の発見者は池田菊苗。1908年に発見し自ら欧米の学会で発表したのに、味覚受容体の証明で科学的に決着したのは約1世紀後の2000年代でした。
科学

夜空が暗い理由を言い当てたのは、天文学者ではなく小説家だった

オルバースのパラドックスは夜空が暗い理由を問う天文学の謎。名を残すオルバース自身の説明は誤りだったが、1848年にエドガー・アラン・ポーが宇宙の有限な年齢による説明を先取りしていた。
歴史・文化

蝶の羽ばたきが世界を変える?カオス理論の意外な来歴

蝶の羽ばたきが台風を引き起こす?気象学者のローレンツ博士が発見したバタフライ・エフェクトの来歴と、現代社会におけるその意味を解説します。
歴史・文化

バベッジも発表した?天文学会の意外な歴史

1822年、チャールズ・バベッジが階差機関の構想を発表した王立天文学会。200年以上の歴史を持つこの学会の意外な一面と、科学の進歩における役割に迫ります。