1822年6月14日、ロンドンの王立天文学会(RAS)で、後のコンピューターの父と呼ばれるチャールズ・バベッジが、自らの発明品「階差機関」の構想を発表しました。
1820年に設立されたばかりのこの学会は、もともと天文学や太陽系科学、地球物理学といった分野の研究を推進するために誕生したものです。
当時、会員にはジョン・ハーシェルやジョージ・エアリーといった著名な科学者たちが名を連ねていました。
バベッジの発表は、天文学とは少し離れた、機械工学や計算技術の領域でしたが、科学の進歩は時に分野を超えて予期せぬ形で進むことを示しています。
RASは、創立以来、学術雑誌『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society (MNRAS)』を欠かさず発行し続けており、これは今も世界で最も権威ある天文学・宇宙科学分野の学術雑誌の一つとして知られています。
毎年500件以上の論文が掲載され、最新の研究成果が発表されているんです。
RASの歴史は200年以上にも及びますが、単に研究発表の場というだけでなく、一般向けの講演会なども開催して、天文学への関心を広げる活動も行っています。
個人的には、科学の発展が、それぞれの専門分野だけでなく、こうした学会という「場」で化学反応を起こすのが面白いなと思います。
RASの会員数は現在2,600人以上。科学の広がりを支える、静かな、でも確かな存在なんですね。

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