たまごっちの「っち」は時計だった

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「たまごっち」という名前、どこから来たかご存じでしょうか。「たまご」はわかる。では、「っち」は? じつはこれ、腕時計の「ウォッチ」なんです。

1996年11月23日、バンダイから発売されたたまごっち。値段は1,980円でした。企画の始まりは前年の1995年、玩具企画会社ウィズの横井昭裕さんが持ち込んだ案です。バンダイ側では真板亜紀さんらが開発を進めました。狙いは「常に身に着けてお世話ができる」こと。だから当初の企画は、その名のとおり腕時計型だったんです。ところが製造コストの都合で、あの卵形のキーチェーンに変わりました。名前にだけ、腕時計だった頃の痕跡が残ったわけですね。

労働時間を奪った功績で、受賞

売れ方は尋常ではありませんでした。50個の抽選販売に整理券が4000枚も出た店があり、バンダイには問い合わせの電話が1日5000件。授業中に世話をする生徒が続出し、持ち込み禁止令を出す学校まで現れます。

そして1997年10月、横井さんと真板さんはハーバード大学の壇上にいました。ノーベル賞のパロディ「イグ・ノーベル賞」の経済学賞です。受賞理由は——「何百万人時もの労働を、仮想ペットの世話へと逸らせたこと」。主催者は2人を「たまごっちの父と母」と呼びました。

ちなみに、幻に終わった腕時計型が本当に商品になったのは、25年後の2021年11月23日。初代とまったく同じ日付でした。累計出荷は2025年7月末で1億個を超えています。


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参考にした情報源: bandai.co.jp

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