タンガニーカの笑い病

歴史

アフリカのタンガニーカという地域に、不思議な事件がありました。1962年のこと、ある女子校で、生徒たちが突然、止まらない笑いに襲われたんです。

14歳から16歳くらいの少女たち数百人が、数ヶ月にわたって激しく笑い続けたというのです。ただ笑うだけでなく、泣き叫んだり、失神したり、お腹が痛くなったりもしたそうです。そのせいで、学校は何度か閉鎖されました。

不思議なのは、この現象が主に女子生徒に起こり、男子生徒や地域の人たちにはほとんど影響がなかったこと。正直、どうしてそんなことになったのか、はっきりとは分かっていないんです。

今では、これは「集団ヒステリー」という、精神的なストレスなどが原因で起こるものだと考えられています。ただ、何がきっかけだったのか、なぜあんなに続いたのか、詳しいことは謎のままです。

タンガニーカの笑い病
出典: Wikipedia (African trypanosomiasis)

教室に響き渡った、制御できない笑い声。その光景を想像すると、なんだかゾッとしませんか。

集団ヒステリーなんて、映画みたいですが、実際に起こった出来事なんです。教室に充満していたであろう、熱気と混乱。見ているだけで、なんだか胸が締め付けられるような気持ちになりました。

原因は結局、はっきりとはしませんでしたが、あの激しい笑い声は、今もどこかに残っているのかもしれません。


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