Meta社のThreadsが、オープンなSNSプロトコル「ActivityPub」への対応を表明しました。これにより、これまで個別のサービスに閉じていたSNSの世界が、思いがけない形で繋がり始めるかもしれません。
ActivityPubは、W3C(World Wide Web Consortium)が策定した、オープンで非中央集権・分散型のSNSを実現するための通信規格です。これは、MastodonやMisskeyといった、それぞれ独立したサーバーで運営されるSNS同士が、互いに情報をやり取りできるようにする「共通言語」のようなものです。
かつて、SNSはそれぞれが独立した「島」のようなものでした。Twitter(現X)はTwitter、FacebookはFacebook、といった具合です。しかし、ActivityPubが登場したことで、これらの「島」が橋で繋がれる可能性が出てきました。投稿が共有され、異なるプラットフォームのユーザー同士が繋がることができるようになるのです。
このプロトコルは、SNSだけでなく、ブログ、読書記録、ソーシャルニュース、さらにはインスタントメッセージといった、様々なアプリケーションで採用が進んでいます。WordPressもActivityPubに対応しており、あなたの書いたブログ記事が、MastodonなどのSNSに直接投稿される未来もあり得ます。
「ActivityPub」という名前は、その初期段階では「ActivityPump」と呼ばれていました。これは、情報が「相互に発行される」というプロトコルの目的を、より的確に表すために「Pub」という言葉に落ち着いた経緯があります。まるで、異なる言語を話す人々が、共通の翻訳機を通して会話できるようになるような、新しい「つながり」の感覚を想像させます。
2024年2月時点で1億3000万人以上のユーザーを持つThreadsがこの規格に対応することは、分散型SNSの普及にとって大きな転換点となるでしょう。これまで、Mastodonには約963万人、Misskeyには約85万人といったユーザーがいましたが、Threadsの参加によって、その規模は飛躍的に大きくなる可能性があります。
ActivityPubは、インターネット上の様々なプラットフォームを繋ぐ、静かな革命をもたらしているのかもしれません。
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参考にした情報源: ja.wikipedia.org


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