虹色フィルム「ゴースト」車検で物議

テクノロジー

自動車の窓ガラスに貼ると、見る角度で紫や青にキラキラと輝く「ゴーストフィルム」。この特殊なカーフィルムが、車検基準をめぐってちょっとした話題になっているんです。

このフィルムを手がけるのは、ブレインテック®という会社。彼らが開発したゴーストフィルムは、なんと120層から150層もの薄い膜が重なった特殊な構造をしています。この層が光の干渉や屈折を起こすことで、まるでモルフォ蝶やコガネムシのように、見る角度で色が変わる「構造色」という現象を生み出しているんですよ。

でも、このきれいな見た目ゆえに、車検の時に「大丈夫なの?」と心配になる人もいるみたい。日本の車検では、窓ガラスの可視光線透過率が70%以上であることが求められています。ゴーストフィルムは、この基準を満たすように作られているんですが、フィルム自体が持つ色合いや、ガラス自体の透過率、さらにはフィルムの経年劣化によって、測定値が変わってくることもあるんです。

そんな中、2023年1月には国土交通省から「フィルムの車検はPT-500という測定器で判断してくださいね」という通達が出されました。これにより、測定方法がより明確になったんです。ちなみに、このPT-500は、ゴーストフィルムの透過率を正確に測るために使われる測定器の一つなんですよ。

以前、「ゴーストフィルムが実質禁止になった」なんていう誤報も流れたことがあったんですが、ブレインテック®はこれを否定。保安基準に適合するフィルムであれば、合法的に施工できると改めて強調しています。実際に、道路運送車両法の保安基準に準拠した施工を行うショップは「リーガルゴーストショップ(LGS)」として認定されているんです。

このフィルム、耐候試験では1000時間(およそ5~10年)の耐久性があるとされています。きれいな見た目と機能性を両立させたゴーストフィルム。これからも、私たちのドライブを彩ってくれそうですね。


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