量子ビット、1%超えると逆効果

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量子コンピュータの誤りを直そうとしたら、かえって増えちゃった!なんて、ちょっと皮肉なことが起こるんです。

表面符号っていう、量子コンピュータでよく使われる誤り訂正の仕組み。これ、量子ビットの物理的な誤り率が、たったの約1%を超えちゃうと、性能がガクンと落ちて、訂正どころか誤りを増やしちゃう「誤り増幅」って現象が起きるらしいんです。

まるで、風邪をひいた人を心配して一生懸命看病したら、体力が奪われちゃって余計に具合が悪くなっちゃった、みたいな?

表面符号は、2次元の格子状に並べた量子ビットで、隣同士の情報を比べながら誤りを見つけ出すんですね。でも、誤りが伝わるスピードが速すぎたり、特定のパターンで重なったりすると、その「ローカル」な誤りが集まって「グローバル」な大問題になっちゃう。

この、誤り訂正がうまくいかなくなる「特殊ケース」の研究は、量子コンピュータを実用化するための大きな壁なんです。誤り率を1%よりずーっと低く保つのが、ものすごい挑戦なんですよね。

ちなみに、論理量子ビットを1つ作るのに、今だと数千から数百万個もの物理量子ビットが必要だと言われています。それだけ、誤りの影響が大きいってことなんですね。

最近の研究では、この表面符号をより複雑な形にしたり、実際のハードウェアで起きる誤りを細かく考慮したりする方向で進んでいるみたいです。機械学習を使って、もっと賢く誤りを訂正しよう、なんて試みもあるとか。

量子コンピュータの世界では、数マイクロ秒(μs)という、ほんの一瞬の間に誤りを訂正しないといけない。そのための技術開発は、まるで時間との戦いみたいです。

極低温の世界で、微細な信号を操る量子コンピュータ。その心臓部で起きている、ちょっぴり皮肉な「誤り増幅」の現象。これが、未来の計算機を形作る、意外な一面なのかもしれません。

おまけですが、量子コンピュータの多くは、外部ノイズを極限まで減らすため、絶対零度に近い数ミリケルビン(K)という、想像もつかないような冷たい環境で動いています。


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