2025年、世界の主要テクノロジー企業4社がAIインフラに投じる金額は、およそ4000億ドル(約60兆円)に達すると予測されています。これは、単なるソフトウェアの更新ではなく、次なる経済圏の基盤を築くための、まさに「最後の発明」への投資と言えるでしょう。
この莫大な投資の背景には、AGI(人工汎用知能)と呼ばれる、まだ理論上の存在があります。AGIとは、人間のようにあらゆる知的タスクを学習し、実行できるAIのこと。現在のAIが特定の仕事しかできないのに対し、AGIは未知の問題にも対応できる、まさに「思考する機械」なのです。
AGIが現実のものとなれば、経済への影響は計り知れません。Goldman Sachsは、AIが今後10年間で世界GDPを7兆ドル増加させると見積もっています。McKinseyは、生成AIが企業にもたらす価値を年間2.6〜4.4兆ドルと見積もっています(2023年)。AIが「ゼロに近い限界費用」でタスクをこなせるようになるから、というのがその理屈です。
さらに、AGIは「最後の発明」と呼ばれることもあります。なぜなら、AGI自身が残りのあらゆる発明をAI自身が行うことで、人類はそれ以上の発明を必要としなくなるかもしれないからです。
こうした未来を見据え、Google DeepMindは2023年、AGIのパフォーマンスを5段階で分類するフレームワークを提案しました。ChatGPTやLLaMA 2は、このフレームワークで「創成期AGI」と位置づけられています。実際、AIのエネルギー消費を大幅に抑え、スマートフォンでも動く「1-bit LLM」は、2025年4月にMicrosoftが「BitNet」として公開しています。省エネ化の流れは、すでに始まっているのです。
AGIの到来は、私たちの働き方や社会のあり方を根本から変える可能性を秘めています。それは、人類がこれまで生み出してきた知の集大成であり、そして、新たな知の時代の幕開けを告げるものなのかもしれません。
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参考にした情報源: reddit.com

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